メタバース。
この単語を聞いたことがない人はいますか?
知らないという人はいますか?
Facebookが社名を「メタ」に変更したことで突如として有名になった単語です。
メタとは「超えた」、バースとは「世界」
なにか、超えた世界、3Dの世界、バーチャルリアリティ(VR)を想像しますよね。
その通りです。
では、バーチャルリアリティーとメタバースは何が違うのでしょうか?
そして、それがネットワークビジネスの集客と何が関係あるのでしょうか?
また、NFTや仮想通貨などもネットでにぎわっていますが、これらもネットワークビジネスと極めて関係があります。
今日はその辺を、わかりやすくご説明します。
メタバースとバーチャルリアリティは何が違う?

今のところ、ゴーグルを使ってバーチャルリアリティ(VR)を楽しむことを、メタバースと呼んでいる節はあります。
しかし、VRとメタバースとでは、意味する範囲が違います。
VRはゴーグルをつけて仮想空間を一人で楽しむイメージですが、メタバースは他人同士が仮想空間内でコミュニケーションを取ることを目指しています。
そして、将来的には、
仮想空間で出会い、
仮想空間でコミュニケーションを取り、
仮想空間で恋愛をし、
仮想空間でビジネスを行い、
仮想空間で会議を行い、
仮想空間で買い物をし、
仮想空間で資産を構築し、
仮想空間で人間を磨いていき、
仮想空間で魂レベルの向上をしていきます。
「なにか、話が飛躍してませんか?」
そう思うでしょうか?
だとしたら、考え方を改めてください。
時代に乗り遅れることになります。
ネットワークビジネスの集客法、ダウン構築法もこのメタバースの影響を大きく受けることになります。
ZOOMはメタバース会議へ

コロナ渦になり、ネットワークビジネスのセミナーは大打撃を受けました。
セミナーが出来ない、人が集まらない、集まってはいけない。
そこで大活躍したのが、ZOOM会議。
ZOOMがあれば、セミナー会場に行かなくても、どんな田舎にいても、自宅からセミナーや会議に参加できるのです。
このZOOMのセミナーは、パソコンやスマホの二次元画面での参加です。
これがメタバースになると、さも本当の会議室やセミナー会場にいるかのような感じで行われます。
複数人同士が立体的に会議やセミナーを楽しめます。
たとえば、鍋のデモとか、化粧品のデモなども、あたかも目の前で本当にやっているように感じるわけです。
セミナーの臨場感も半端ないです。
あなたは自由にアバターを設定できます

あなたは生まれ変わったら、どんな人間になりたいですか?
私は20代後半の女性になりたいです。
国籍はスウェーデン。
あなたは自分の好きなキャラクター、人物になることが出来ます。
年齢も、性別も、国籍も、肌の色も、髪型も、身長も、好きなように設定が出来ます。
あなたは、もはや、今のあなたではなくなります。
あなたの、今の名誉や地位、年収、威厳も関係がありません。
ご近所づきあいもまったく関係ありません。
知らない人同士が、性別や年齢、国籍に縛られずに、コミュニケーションが取れるのです。
そこでは、まさに、本音と本音、魂と魂のコミュニケーションが行われます。
若くてきれいな女性だと近寄ったら、実は60歳のハゲオヤジだった、なんてこともあり得るのです。
日本人だと思って近寄ったら、実はアフリカ人だった、ということもあり得るのです。
メタバースでは、リアル世界の見た目や年齢はまったく意味を成しませんので、ある意味平等な世界が広がります。
人種差別もなくなります。
男女差別もなくなります。
年齢差別もなくなります。
だって、見た目だけではわからないから。
そこは、ある意味、本当の実力主義で、魂のレベルの高い人が評価されます。
どうですか?
ワクワクしませんか?
外人とのコミュニケーションはどうするの?

メタバースでは、国籍も性別も関係なくコミュニケーションが取れるとしても、外国人との言語はどうするのでしょうか?
それは、すべて、AIが同時に自動通訳してくれます。
あなたと中国人がメタバースで出会ったら、あなたのしゃべる日本語は、即時中国語に変換され、相手に伝わります。
相手がしゃべった中国語は、即時に日本語に変換され、あなたのイヤホンで聞くことが出来ます。
ですから、メタバースでは、相手が本当はどこの国の人で、何歳で、男なのか、女なのかがまったくわからないのです。
中身で勝負するしかありません。
ある意味、慣れるまでは怖いですね、笑
ゴーグルはメガネ型に。パソコンもスマホもなくなる?

バーチャルリアリティーで使われている大型のゴーグルは、いずれスマートなメガネ型に変わるでしょう。
そして、このメガネは、パソコンとスマホの両方を兼ねます。
このメガネを付けると、目の前にパソコンやスマホの画面が出てきて、仮想空間で操作が出来るようになります。
キーボードも仮想キーボードを打ち付けるようになるでしょう。
このメガネで、通話もできるし、映画も見れるし、動画や写真も撮れます。
ですから、このメガネさえあれば、いつでもどこでも遊びや仕事が出来るようになります。
このメガネで旅行も体験することが出来ます。
このメガネで空を飛ぶ疑似体験も出来ます。
これは、ある意味、夢の中を体験するメガネでもあります。
Instagramはメタグラムへ

現在のSNS、Facebook、Twitter、Instagramはすべて、二次元の画面で操作し、コミュニケーションを取っていますよね?
これが、メタバースの世界では統一され、仮想空間の中で、立体的に他人とコミュニケーションを取ることになります。
そこでも、相手は自分のアバターで出現しますので、あなたと相手とは魂レベルでのコミュニケーションを取ることになります。
ある人にとっては楽しく、ある人にとっては恐怖を感じるかもしれません。
しかし、私たち日本人は、日本人とだけコミュニケーションと取る習性がありますが、これがメタバースの世界では、英語が出来なくても、外国人とのコミュニケーションが出来るようになります。
メタバースは、英語が苦手な日本人にとっては、鎖国から開国になるようなものです。
一気に世界観が広がります。
悪い人、詐欺師対策のNFT

ブロックチェーンや、NFTという言葉は聞いたことはありますか?
ブロックチェーンは仮想通貨で使われている管理システム、技術の一種です。
いままでの世界では、誰かが何かを管理する場合は、中央集権的に行われていました。
しかし、ブロックチェーンは、そこに参加する全員で管理するスタイルなので、一人の権力者や国家が、管理を操作することが不可能になりました。
NFT(Non-Fungible Token)とはブロックチェーンの技術からできたトークンで、非代替性トークンと訳されます。
これは、コピーできない、改ざんできないという意味です。
たとえば、ネットの社会では、画像や動画をコピー&ペーストし放題で、著作権保護が難しいです。
また、誰がコピーしたのかもわかりませんので、悪い事をして、逃げ去ることが可能です。
インターネットが流行りまじめた2000年前後では、違法行為や迷惑行為が乱発して、ネットワークビジネス業界は、「インターネットでの集客禁止」を打ち出しました。
匿名性の高いインターネットの世界では、これらを取り締まるすべがありませんでしたが、メタバースではNFTの技術により、著作権を保護し、詐欺師や悪いことをした人の足取りを調査することが可能になります。
ですから、アバターで好き勝手な悪いことが出来るというわけではありません。
もし、犯罪行為、詐欺行為、迷惑行為をしても、誰がどこで何をしたのかは、追跡調査ができ、きちんと法の裁きを受けさせることが可能になるでしょう。
NFTで儲けるってどういう言う意味?

Twitterやネットを見ていると、NFTで儲かったとかの話を聞くことがあります。
NFTとは、非代替性トークンの技術のことで、儲かるとか、投資とかの話ではありません。
では、NFTで儲かる、儲けるとは一体どういうことなのでしょうか?
これは、NFTの技術を使ったアート作品の出品、購入、転売のことを指しています。
NFTはコピーできませんので、芸術性が高くて話題性のあるアート作品は、ネットで高額で売買されるのです。
また、コピーが出来ない分、出品数に限りがあるので、「レアもの」として、値段が高騰することがあります。
なので、投資目的で購入し、転売すると、利益を得ることが出来るわけです。
最近では、インドネシアの大学生がNFTアートとして出品した自撮り画像が約1億1400万円まで値上がりしたとして、大きな話題を呼んでいます。

上のイラストがCriptoPunksと呼ばれる、似顔絵イラストなのですが、これが超高額で取引されているのです。
「え?こんな何でもない絵が?」
と思いますよね?
当初CryptoPunksは無料で配布されていましたが、少しずつ価格が上がっていき、2022年8月8日現在での最低価格のパンクは107,179円となっています。
パンクは全部で1万個しかないため、その希少性もあって、高額な水準で価格が保たれています。
日本でも、クリプト忍者なるイラストが人気です。

こういったイラストアイコンのことを「NFTアート」と言います。
NFTで儲けるとは、こういったアート作品を売り買いしたり、投資したりして設けることなのです。
NFTの売買が出来るマーケットプレイスで有名なのはOpenS
国内では楽天も始めました。楽天NFT。
NFTアートは価格が短期間で暴騰、暴落しやすいので、初心者は注意してください。
ネットワークビジネス勧誘はメタバース勧誘へ

メタバースにより、ネットワークビジネス業界も大きく変わっていきます。
口コミ勧誘から、SNS勧誘へ。
そして、SNS勧誘からメタバース勧誘へ。
メタバース内では、国籍も、人種も、年齢も、性別もまったく意味をなさないといいました。
メタバース内では各自が好きなアバターを設定して活動が出来るからです。
ですから、ネットワークビジネスにありがちな、
友達を誘いたくない
友達にばれたくない
ママ友を誘いたくない
ご近所に噂される
同窓会で仲間外れにされる
などの心配もなくなります。
メタバースの世界は、現実の世界とはまったく違う世界であり、まったく違う人間関係を構築できるからです。
そして、あなた自身も、別の人生を生きていくことが出来るのです。
だから、アフリカ人を勧誘したり、ブラジル人を勧誘したり、モンゴル人を勧誘したりすることもあり得るわけです。
ネットワークビジネスを通じて、自分の人生を変えたい、良くしたいという人にだけアプローチするれば良いのです。
またメタバース内では、そういった副業コミュニティーも多数作成されるはずなので、そういった場所に参加し、名刺交換や情報交換や交流を行うことも可能です。
いや、もう名刺なんてないか・・
お金のやり取りは仮想通貨にて

メタバース内では、国籍が多様な人たちで商取引が行われます。
そうなると、困るのが、通貨。
ドイツ人、中国人、アメリカ人、ブラジル人と商取引をする場合、お金のやり取りはどうすればよいのでしょうか?
そこで、使われるのが仮想通貨、暗号資産、Cryptcurrencyなのです。
仮想通貨は、どこかの国が管理しているわけではありませんので、世界の人が共通通貨として取り扱いやすいのです。
また、エクスチェンジするときの多額の手数料もかからないので、メタバース内では極めて取引がやりやすい通貨なのです。
そして、悪いことをする人がいたとしても、ブロックチェンで安全に保護され、追跡可能なのです。
メタバースになっても変わらないこととは
メタバースの世界になると、マーケティングの世界は一新します。
営業の世界も変わります。
人と人とのコミュニケーションも変わります。
しかし、いくらメタバースでいろいろな人とビジネスが出来るからと言って、適当なやり方では、成功は出来ません。
いつの時代でも、人の心は、変わりありません。
ですから、王道のマーケティング手法、心理的なアプローチ法などは、メタバースの世界でも通用します。
逆にこう言ったちゃんとしたマーケティングノウハウを学んでおかないと、メタバースの時代になっても、稼ぐことはできません。
人としてどうありたいか?
他人に何を与えることが出来るか?
ちゃんとしたマーケティングを学んでいるか?
心理的なコミュニケーション能力をもっているか?
ラポール(信頼関係)を築けるか?
こういったことは、いつの時代でも、どの国でも、関係なく大切なことなのです。
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